Google広告の広告見出しに{Keyword}はおすすめしない理由と代替策

Google広告を運用する際、「広告見出しに{Keyword}(キーワード挿入機能)を使うとクリック率(CTR)が上がる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

たしかに、{Keyword}を活用すれば、ユーザーが検索したキーワードをそのまま広告見出しに表示できるため、検索意図にマッチしやすく、クリック率は向上します。

しかし、この手法には大きな落とし穴があります。クリック率は上がるものの、コンバージョン率(CVR)が下がり、結果としてコンバージョン単価(CPA)が高騰するケースが少なくありません。

本記事では、広告見出しに{Keyword}を使うことの問題点と、より効果的な代替策について解説します。

目次

{Keyword}を使うとCTRは上がるがCVRが下がる理由

{Keyword}を使うことで、ユーザーの検索ワードがそのまま広告見出しに反映され、検索結果に馴染むためクリック率は向上します。しかし、クリック後のコンバージョン率は逆に下がってしまうことがあります。

その主な理由は、検索ワードと広告・ランディングページ(LP)の内容にズレが生じるためです。

ユーザーの検索意図と広告の内容がズレる

たとえば、以下のようなケースを考えてみましょう。

  • ユーザーの検索キーワード:「安いスマホ 修理」
  • 広告見出し({Keyword}使用):「安いスマホ 修理 – 最短30分」
  • LPの内容:スマホ修理全般(価格の記載なし)

この場合、広告見出しには「安い」と入っていますが、LPには具体的な安さを示す情報がありません。そのため、ユーザーは「思っていたのと違う」と感じ、すぐに離脱してしまいます。

クリック単価(CPC)も上昇しやすい

{Keyword}を使用すると、クリック率が高くなるため、Googleの品質スコアが改善される可能性があります。しかし、クリック率が高まることで競争が激化し、結果的に入札価格が上がることもあります。

その結果、クリック単価(CPC)が上がるのに対し、コンバージョン率(CVR)は下がるため、最終的なCPA(コンバージョン単価)が悪化することになります。

GA4で分析するとエンゲージメント率が低い

Googleアナリティクス4(GA4)で分析すると、{Keyword}を使った広告から流入したユーザーはエンゲージメント率が低く、直帰率が高いケースが多いです。

これは、検索ワードに合わせた見出しが表示されるものの、ランディングページの内容がユーザーの期待と合致していないため、ページをじっくり閲覧せずに離脱してしまうからです。

{Keyword}の代替策:広告カスタマイザを活用しよう

では、{Keyword}の代わりにどのような方法を取ればよいのでしょうか?

おすすめの解決策は、広告カスタマイザを使って、ユーザーの検索キーワードごとに適切な広告見出しを出し分けることです。

広告カスタマイザとは?

広告カスタマイザは、ユーザーの検索クエリや地域、デバイスなどの情報に基づいて広告の内容を動的に変更できる機能です。

検索語句と広告カスタマイザ属性を使った見出しの組み合わせ

広告カスタマイザ属性を使えば、検索キーワードに対して表示させる見出しを以下のような形に設定できます。

検索キーワード表示される見出し
iPhone 修理 渋谷渋谷のiPhone修理店|即日対応可
安いスマホスマホ修理 3,000円~!最短30分
Android 修理Android修理専門|データそのまま

このように、検索キーワードごとに最適な広告見出しを表示できるため、クリック率だけでなく、コンバージョン率の向上も狙えます

広告カスタマイザの設定方法

広告カスタマイザは「設定」の「ビジネスデータ」の中にある「広告カスタマイザ属性」から作成します。

ビジネスデータの場所
ビジネスデータの場所

任意の広告カスタマイザ属性を作った後、キーワードの設定画面に移ります。

広告カスタマイザ属性の作成
広告カスタマイザ属性作成

表示する列で作成した広告カスタマイザ属性を追加し、キーワードごとに広告カスタマイザ属性を追加します。

広告カスタマイザ属性の設定
広告カスタマイザ属性の設定

広告作成画面で「{」を入力すると予測で広告カスタマイザ属性が選べるので、広告に適用させたい広告カスタマイザ属性を選択します。

広告カスタマイザ属性の適用
広告カスタマイザ属性の適用

広告カスタマイザのメリット

ここまでをまとめると広告カスタマイザ属性を見出しに使うことで以下のメリットを得ることができます。

  • ユーザーの検索意図に合った広告を表示できる
  • クリック率とコンバージョン率の両方を向上させる
  • キーワード挿入({Keyword})のようなミスマッチが発生しにくい

まとめ:CTRだけでなくCVRを意識した広告運用を

広告見出しに{Keyword}を使用すると、CTR(クリック率)は向上しますが、コンバージョン率(CVR)が低下し、最終的にCPA(コンバージョン単価)が高騰する可能性があります。

その主な理由は、ユーザーの検索意図と広告・ランディングページの内容がズレてしまうためです。

そこで、{Keyword}の代わりに広告カスタマイザを活用し、検索クエリごとに適切な広告見出しを設定することで、CTRとCVRの両方を向上させることができます。

クリック率を上げるだけでなく、コンバージョン率まで意識した広告運用を心がけ、最適な成果を目指しましょう!

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この記事を書いた人

Web制作会社に所属するウェブマーケター
Web広告、Webサイトのアクセス解析、SEOコンサルが主な業務。
数千ページのコンテンツを有する大企業から中小企業まで様々なクライアントのウェブマーケティング支援を担当している。
クラウドソーシングサイト「ランサーズ」で認定ランサーとしても活動中。

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