Google検索広告では検索キーワードと除外キーワードでマッチタイプの名前は同じでもマッチする範囲が微妙に異なります。
なので除外キーワードを設定する際に「あれ、除外キーワードのインテントマッチってどれらい拡大するんだっけ?」とわからなくなってしまうことがあるかと思います。
今回は除外キーワードのマッチタイプについてわかりやすく記事にまとめました。
参考になりましたら幸いです。
除外キーワードのマッチタイプについて
まず前提として、検索キーワードに設定したキーワードには「インテントマッチ」「フレーズ一致」「完全一致」というマッチタイプがあり、除外キーワードには「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」というマッチタイプがあります。
検索キーワードについては、インテントマッチなどかなり広いキーワードにヒットして広告が表示されますが、除外キーワードについては設定したキーワード以上には基本的に拡大しません。
なので
このキーワードを除外したら除外したくないキーワードも除外されてしまうかも…
と過剰に心配する必要はありません。
以下に除外キーワードの該当範囲についてマッチタイプ別に解説します。
部分一致の除外キーワード
部分一致の除外キーワードを設定すると、除外キーワードに含まれるすべての語句が検索に使われた場合に広告が表示されなくなります。
ユーザーが除外キーワードの一部の語句のみを使って検索した場合は広告は表示されます。
検索の例
除外キーワードのマッチタイプを部分一致にし「ノート パソコン」を除外キーワードに設定した場合
検索語句 | 広告表示の有無 |
Windows パソコン | 表示される |
パソコン 価格 | 表示される |
Windows ノート パソコン | 表示されない |
パソコン ノート | 表示されない |
ノート パソコン | 表示されない |
フレーズ一致の除外キーワード
フレーズ一致の除外キーワードを設定すると、設定した除外キーワードと同じ語句が同じ順番で検索語句に含まれた場合に広告が表示されなくなります。
設定した語句の順番が異なったり、設定した語句に一致しないキーワードで検索された場合は広告が表示されます。
検索の例
除外キーワードのマッチタイプをフレーズ一致にし「ノート パソコン」を除外キーワードに設定した場合
検索語句 | 広告表示の有無 |
Windows パソコン | 表示される |
パソコン 価格 | 表示される |
Windows ノート パソコン | 表示されない |
パソコン ノート | 表示される |
ノート パソコン | 表示されない |
完全一致の除外キーワード
完全一致の除外キーワードを設定すると、完全に一致するキーワードが別の語句を含まずに同じ語順で検索に使用された場合に広告が表示されなくなります。
つまり「設定したキーワードで検索されたときだけ」広告が表示されません。
検索の例
除外キーワードのマッチタイプをフレーズ一致にし「ノート パソコン」を除外キーワードに設定した場合
検索語句 | 広告表示の有無 |
Windows パソコン | 表示される |
パソコン 価格 | 表示される |
Windows ノート パソコン | 表示される |
パソコン ノート | 表示される |
ノート パソコン | 表示されない |
このようにターゲティングに使用する検索キーワードと除外に使用する除外キーワードでは検索にヒットする範囲が大きく異なるため注意が必要です。
さいごに
今回はGoogle検索広告の除外キーワードについて解説しましたが、広告媒体によってもマッチタイプの範囲はことなるため、広告媒体ごとの仕様をきちんと把握しておくことが大切ですね。
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