【GA4】アクティブユーザー、総ユーザー、新規ユーザー、リピーターの違いと特徴について

GA4の4つのユーザーの違い

GA4はユーザー数ひとつ取っても

  • アクティブユーザー
  • 総ユーザー数
  • 新規ユーザー数
  • リピーター数

と4つのタイプのユーザー数を表す指標があります。

いずれも意味合いが異なる指標なので、それぞれのユーザー数について違いと特徴を解説します。

目次

総ユーザー数とアクティブユーザーの違いと特徴について

まずは、総ユーザー数とアクティブユーザーの違いと特徴について以下のとおり解説します。
GA4ではアクティブユーザーが重要な指標として扱われているのですが、アクティブユーザーの説明をするために総ユーザー数から解説します。

総ユーザー数

総ユーザー数は文字通りすべてのユニークなユーザー数を指す指標です。

ユーザーがサイトを訪問するたびに条件を問わずカウントされていくユーザー数です。

なので、一瞬サイトを訪問してすぐに離脱したユーザーであっても総ユーザー数に含まれます

アクティブユーザー

アクティブユーザーはサイト上で特定の行動を行ったユーザーの数を表す指標です。

特定の行動とは以下の2つを指します。

  • first_visitのイベントまたは engagement_time_msec パラメータを収集できたユーザー
  • エンゲージメントセッションを発生させたユーザー

first_visitのイベントはウェブサイトに初めて訪問した際に発生するイベントです。

engagement_time_msec はページビューやスクロールを行った際などに発生するパラナメータです。

「エンゲージメントセッション」とは以下条件のいずれかを満たしたセッションを指します。

  • ウェブサイトでの10秒以上の滞在
  • 2ページ以上のページビュー
  • キーイベントの発生

例えば、ユーザーが初めてサイトを訪問した際は総ユーザー数にもアクティブユーザーにもカウントされますが、2回目以降にサイトを訪問した際、10秒以内にセッションから離脱すると総ユーザー数にはカウントされますが、アクティブユーザーにはカウントされません。

つまり、ウェブサイト上で何らか意図のある行動をしたユーザーをアクティブユーザーとしてカウントしているということなので、総ユーザー数よりもアクティブユーザーをユーザー数の指標として採用したほうがユーザー行動を反映した分析ができます。

UAには無かった、ユーザーに焦点をあてるGA4ならではの指標です。

新規ユーザー数とリピーター数について

新規ユーザー数とリピーター数についてもどのような指標か解説しておきます。

新規ユーザー数

新規ユーザーは文字通り初めてウェブサイトに訪問したユーザーを指します。

つまりfirst_visitのイベントを発生させたユーザーが新規ユーザー数として扱われます。

集計方法は総ユーザーベースになります。

リピーター数

GA4では過去、ウェブサイトに訪問したことのあるユーザーをリピーター数として扱っています。

リピーター数の集計は総ユーザーベースになります。

いつからいつまでのユーザーをリピーター数として扱うかはCookieの保存期間の設定によります。GA4ではデフォルトではCookieの保存期間が2年となっているので、Cookieの設定を変更しなければ、過去2年間を遡って1回でもウェブサイトに訪問した履歴があるユーザーがリピーター数として集計されます。

なお、新規ユーザー数とリピーター数を合計してもアクティブユーザーや総ユーザー数とイコールになりません。

これは、指定した期間の中で新規ユーザーかつリピーターとなっているユーザーが存在するためです。

さいごに

4つのユーザーを表す指標を解説しました。

基本的にはユーザーの総数を見る際にはアクティブユーザーを見ることをオススメします。

この記事が参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

Web制作会社に所属するウェブマーケター
Web広告、Webサイトのアクセス解析、SEOコンサルが主な業務。
数千ページのコンテンツを有する大企業から中小企業まで様々なクライアントのウェブマーケティング支援を担当している。
クラウドソーシングサイト「ランサーズ」で認定ランサーとしても活動中。

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