【受験記録】ウェブ解析士認定試験のレビュー・メリット・デメリットについて

先日、かねてから気になっていたウェブ解析士認定試験を受験し合格しました。

折角なので忖度なしに受験記録を残しておこうと思います。

ウェブ解析士について気になっている方の参考になりましたら幸いです。

目次

ウェブ解析士を受験した理由ときっかけ

ウェブ解析士については私がウェブマーケターとなった当初から知っていました。しかし、受験費用が高く、どうしても資格商法的な匂いがしたため受験せずにいました。

受験のきっかけは会社がウェブ解析士の受験日費用を持ってくれることになったため、それならば箔をつけることもできるしと受験しました。

結果的に受験して良かったかと聞かれると。良かったです。忖度なしに勉強になりました。

ウェブ解析士ってどんな資格?

そもそもウェブ解析士とはどんな資格なのか。

ウェブ解析士はウェブ解析士協会(WACA)が提供する民間の資格です。

ウェブサイトの活用方法やアクセス解析について広く知識をつけることでウェブマーケティングに強くなることを目指した資格です。

ウェブ解析士には以下のとおり三段階の階級があります。

  • ウェブ解析士:ウェブ解析およびウェブマーケティングの基礎知識を習得します。
  • 上級ウェブ解析士:KPI設定や戦略立案、実践的な提案・コンサルティングスキルを学びます。
  • ウェブ解析士マスター:ウェブ解析士の育成や企業研修などの講師として必要な教育・指導スキルを習得します。

今回受験したのは一段階目の「ウェブ解析士」です。私個人として最終的には「上級ウェブ解析士」を目指していたのですが、上級を受験するには「ウェブ解析士」の合格が必須なため受験した次第です。

試験勉強の進め方

学習は以下公式のドキュメントを購入し、これのみで学習しました。

  • ウェブ解析士認定試験 公式テキスト2024
  • 2024年版ウェブ解析士認定試験公式問題集

「ウェブ解析士認定講座」といって自信の無い方むけの対策講座もありましたが、

私自身、既にWebマーケティングについての知識は持っていたため受講はしませんでした。

※受講には別途費用がかかります。

勉強の進め方としては、ひたすら公式問題集を周回したような感じです。

正直、公式テキストの方は1回か2回程度しか開いていませんが、結構詳しく書いてあるので時間があったらしっかり勉強したいという感じです。

学習期間については、私のような経験者であれば30時間もあれば十分で、未経験の方でしたら90時間ぐらいは見ておいたほうがよいかもしれません。

試験の実際

試験日は申込みをした日によって決められています。

例えば

「1月に申し込んだら2月1日~2月15日のどこかのタイミングで受験」

というような感じです。

受験日を自分で決められるので心の準備は十分できますね。

受験はPCにてオンラインで行うため、いつでもどこでも受験できるのも良かったです。

試験後の合否発表

合否は試験を終えたと同時に自動採点でPC上に合否が表示されます。

後日OpenBadgeでウェブ解析士の認定証をもらうことが出来ます。

また、ウェブ解析士協会でマイページを作ってもらえて、マイページ上で自分のウェブサイトやSNSへのリンクを付けてもらうことも出来ます。

被リンク扱いになるか謎ですが、ある意味特典としても捉えられますね。

試験後の感想とメリット

試験自体はさほど難しいものではなかったです。

しっかりと公式問題集をやっておけば合格できます。

私の場合、分析は業務で実施していますがビジネスフレームワークの部分が弱かったので、そこを重点的に勉強できたのが良かったです。ためになりました。

ウェブ解析士の勉強をすることで実務で断片的に学んでいる知識やナレッジが強固なものに定着する感覚があり、勉強してよかったと思えました。

未経験の方にとっても、Webマーケティングやアクセス解析がどのようなものか勉強するのに良いのではないかと思います。

試験のデメリット

ウェブ解析士としての活動や肩書を維持するには年会費を支払う必要があります。

維持費がかかるという点はデメリットになりますね。ウェブ解析士の資格を活かしてペイ出来れば問題ないですが。

合格後の変化

明らかに何か変わったということはありませんが、ウェブマーケティング全般について知識の整理はできました。

大きく変化が出るとすれば、このあと受講する「上級ウェブ解析士認定講座」の受講後ですね。

上級ウェブ解析士講座ではウェブマーケティングコンサルの実践をさせてもらえるのですが、ここでの学びは実務でも使えますし自分の商品としても充分使えるものだと感じました。

ウェブ解析士に合格された方はぜひ「上級ウェブ解析士講座」も受講することをオススメします。

ただし、普段全くウェブマーケティングに触れていない業界未経験の方にとっては難しい講座になりますので注意してください。

さいごに

先に述べたとおり、ウェブ解析士の資格だけではそのまま実務に活かせる技術を身につけるのは難しいです。

ただ、実務経験者がウェブマーケティングの知識を体系的に整理するのには良い資格ですし、上級ウェブ解析士になって実務レベルの技術を身に付けたいならば避けては通れない資格です。

実務未経験の方もぜひ上級を目指して取り組んでみてください。

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この記事を書いた人

Web制作会社に所属するウェブマーケター
Web広告、Webサイトのアクセス解析、SEOコンサルが主な業務。
数千ページのコンテンツを有する大企業から中小企業まで様々なクライアントのウェブマーケティング支援を担当している。
クラウドソーシングサイト「ランサーズ」で認定ランサーとしても活動中。

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