先日、ウェブ解析士認定試験を受験した流れで上級ウェブ解析士認定講座も受講しました。結果、受講する価値のある良い講座だったため受験記録兼レビューを残しておきます。
上級ウェブ解析士ってどんな資格?
上級ウェブ解析士はウェブ解析士協会(WACA)が提供しているWebマーケティングについての実践力が身についていることを証明する資格です。
この資格は「上級ウェブ解析士認定講座」を受講し、提出課題をすべてクリアすることで付与されます。課題の内容は実務に根ざした実践的なものになります。
なお、ウェブ解析士には以下のとおり三段階の階級があります。
- ウェブ解析士:ウェブ解析およびWebマーケティングの基礎知識を習得します。
- 上級ウェブ解析士:KPI設定や戦略立案、実践的な提案・コンサルティングスキルを学びます。
- ウェブ解析士マスター:ウェブ解析士の育成や企業研修などの講師として必要な教育・指導スキルを習得します。
上級ウェブ解析士になるにはウェブ解析士になっておく必要がありますし、上級ウェブ解析士の上にはウェブ解析士マスターがあります。
ウェブ解析士の受験記録も記事にしています。良ければお読みください。
学習の進め方
学習はWACAが提供しているオンラインシステム上でテキストを使った自己学習、課題提出、課題のフィードバック、オンライン授業で行います。
課題は「ウェブ施策を先方に提案するための提案書を作成する」という体でレポートを作成するのですが、結構なボリュームがあります。
レポートの枚数自体はそこまで多くないのですが、レポート一枚一枚の内容が専門的で濃いものなので、Webマーケティング未経験者の方でしたら結構苦戦するかと思います。
日頃からWebマーケティングに携わっている自分でもトータルで30時間以上はかかったと思います。
講座受講の実際
上級ウェブ解析士認定講座ではいわゆるテストではなく、課題レポートを提出し、そのレポートの採点結果で合否を判定されます。
レポートの採点はウェブ解析士マスターの講師の方がされます。しっかりフィードバックもくださり、恣意的に落とすようなことはされません。
受講者が合格できるように指導してくださるので信頼してフィードバックをもらってください。
合否は最後のオンライン授業で教えてもらえます。
講座受講後の感想と受講のメリット
「ウェブ解析士認定試験」ではWebマーケティング全般についての知識を身に着けましたが、上級ウェブ解析士認定講座ではゴリゴリの実務を学べるところがメリットだと感じました。
ビジネスフレームワークをつかった事業分析、GA4やGTMを使ったウェブ解析環境構築の実践、GA4やヒートマップのデータを読み取ってウェブサイトの改善提案まで、実務で必要となるWebマーケティングの実践を学べます。
上手くやれば、この講座で学んだことを自分の商材にして収益を上げることもできると実感しました。
当方はこの講座で学んだノウハウを早速実務に活かしています。
既にWebマーケティングに携わっている方にも未経験の方にもおすすめできる講座です。
デメリットに感じたこと
受講料が88,000円(2024/12/10現在)と個人で負担するには高額であるということと資格の維持に年会費6,600円がかかるため、金銭的な負担が大きいというところではデメリットになります。
オンライン授業やレポートの添削に人手がかかるため仕方ないですね。
しかし、実務に活かせる技術を学ぶことができるため、学んだ技術を活かして収益を得られればペイできますね。
会社のボーナス支給時期に受講するとか、会社に補助を出してもらうなどすれば費用負担も軽減できるのでぜひ前向きに検討してみてください。
合格後の変化
私個人的にはビジネスフレームワークの使い方がすごく勉強になりました。クライアントにウェブ施策を提案する際に講座で学んだフレームワークを使って資料を作成し説明すると説得力が増しますし「しっかりした人だ」という評価も得られて追加の受注につながったりするので収益にも直結します。
最初は88,000円という価格設定に「資格商法臭いな…」と敬遠していましたが、講座の内容をしっかり学ぶと納得の価格でした。
さいごに
既にWebマーケティングに携わっている方は体系的な知識の定着や追加提案に繋がるコンサル力を身につけることが出来ます。
業界未経験の方は結構内容が難しくて苦戦するかもしれませんが合格すれば同期よりも数歩進んだWebマーケターになれる講座です。
ぜひ上級ウェブ解析士を目指して取り組んでみてください。