これからブログやウェブサイトを立ち上げようと考えているみなさん。
SEOという言葉を聞いたことはありますか?
検索の上位にウェブサイトを表示させるためのやつでしょ?でも詳しくは知らないな。
そのとおり!SEOは検索結果の上位に自分のサイトを表示させるために必要な施策のことです。
これを知っていると知らないとでは検索結果の表示に雲泥の差が出ます!
この記事ではSEOとは何か、SEO対策の2つの種類、Googleが重視しているE-E-A-TについてGoogle公式が出しているヘルプの内容も盛り込み、わかりやすさ重視で解説しています。
SEOについて始めから学びたい、中途半端な知識を固めたい、そんな方にぴったりな記事になっています。
SEOとは
そもそもSEOとは何なのかについて解説します。
検索エンジン最適化
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で日本語にすると「検索エンジン最適化」と言います。
ウェブサイトで検索をする人が何らかのキーワードで検索した際に、検索エンジン(GoogleやBingなどのウェブブラウザ)が該当するウェブサイトを見つけやすくするためにする施策のことです。
SEO施策を行うメリット
適切なSEO施策を行うことで、結果的に検索結果の上位にウェブサイトを表示させることができ、アクセスの増加に繋げることができます。
例えば、あなたが「カップラーメンおすすめ20選」という記事を書いたとします。
ページにSEO対策をしっかりと施しておくと、検索サイトで「カップラーメン おすすめ」と検索されたときにあなたのページが検索結果に表示されます。
良くないSEO施策
ひと昔前は検索エンジンの精度がそこまで高くなかったため、小手先のSEO施策が有効な場合がありました。
(例えば、意図的に被リンクを獲得したり、無意味にキーワードをウェブサイトで多用したりなど)
しかし、最近は検索エンジンの精度が上がり、小手先のテクニックが通用しないどころか、むしろ減点対象となってきています。
ユーザーファーストなウェブサイトを作ることが最もSEOに効果的と言われています。
SEO施策の2つの種類
SEO施策には大きく2つの種類があります。
内部施策
内部施策は検索エンジンにウェブサイトを見つけてもらいやすくするための施策です。
検索エンジンはbotというロボットのようなものをインターネット上で徘徊(クロール)させています。
botの役割はユーザーが検索を行った時に良いページを提供するため、インターネット上にあるあらゆるサイトを見つけてそれを覚えておく(インデックス)ことです。
内部施策を行うことで、botがウェブサイトを見つけやすくなり、インデックスされやすくなります。
逆に内部がぐちゃぐちゃになっている場合、せっかくウェブサイトを作ってもbotに見つけてもらえず、いつまでも検索にヒットしないページになってしまいます。
また、最も重要な内部施策はコンテンツの内容を有益なものにすることです。小手先のテクニックよりも本質であるコンテンツを充実させることに集中しましょう。
外部施策
内部施策はウェブサイト自体のクオリティを上げることであるのに対し、外部施策はウェブサイトの外部からSEO施策を行うことです。
具体的には被リンクを獲得することです。
被リンクとは外部のウェブサイトから自分のウェブサイトへのリンクを貼ってもらうことです。
被リンクをしてもらうことで、botがウェブサイトを見つけやすくなったり、「被リンクを貼られるほどのウェブサイトということは良いサイトに違いない」とbotが認識し、検索結果の上位に表示しやすくしてくれます。
具体的な被リンク獲得の施策は後述します。
SEO施策のポイント、EEATについて
SEOを改善するには押さえておくべきポイントがあります。
SEO施策のポイントは度々更新されますが、ここ最近はE-E-A-Tという概念が重要となっています。
E-E-A-TはGoogleの検索品質評価ガイドラインにおいて「ページ品質評価の最重要項目」とされているもので、SEOにおいて大切なポイントをまとめたものの略語です。
EEATを日本語に直すと以下のとおりです。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust(信頼性)
それでは一つずつ解説していきます。
Experience(経験)
以前は記事に専門性、権威性、信頼性があればSEOで評価されていましたが、最近「経験」が評価対象に加わりました。
「経験」とは文字通りの意味です。例えば、最近できた話題のラーメン屋さんについてユーザー(検索をする人)が知りたいとします。
ユーザーはラーメン屋の所在地、メニュー、こだわりなどの他、「本当に美味しいのか」を知りたい。つまり口コミが欲しいと思います。
口コミは実際に食べた人の「経験・体験」が無ければ書けません。
調べてわかる情報に加え、いかに経験が盛り込まれているか、そこにGoogleは重きを置いています。
では記事に書かれている「経験・体験」について、Googleはどのように本物か判別しているのでしょうか。
このあたりの仕組みはGoogle公式からはアナウンスが無いのですが、ユーザーが閲覧して「これは実体験だ」と感じるものをGoogleも実体験として感じると言われています。
経験や体験した人にしか書けない内容をしっかり盛り込むことでSEOに良い影響があるでしょう。
Expertise(専門性)
専門性は字のとおり、記事のジャンルについてどれだけ専門性が高いサイトになっているかが評価されます。
具体的にはひとつのジャンルについて深掘りしているサイト、ひとつのジャンルについて多くのページ数を有しているサイトほど専門性が高いと言えます。
例えば、みなさんがテニスが好きでテニスについて調べているとします。
みなさんならどちらのサイトが専門性が高いと感じますか?
- テニス以外に相撲、マラソン、将棋、グルメなど複数のジャンルについて多くのページを持っているウェブサイト
- テニスのルール、世界のテニスチーム、テニスで使うテクニック、テニスプレイヤーのインタビュー、おすすめのテニスグッズなどについて、多くのページを持っているウェブサイト
おそらく、後者の方が専門性が高いと感じると思います。
Googleもユーザーにより専門性の高いウェブサイトを表示させたいと考えているので、
このようにひとつのジャンルについて深掘りしているサイトほどSEOに良い影響を与えます。
Authoritativeness(権威性)
Googleは権威のある人物が執筆した記事を評価します。
例えば、音楽のラインキングについての記事があったとします。
今流行の音楽について知りたいと思った時、みなさんならどちらの記事を読みますか?
- 音楽好きの私が選んだ流行の曲ベスト10
- レコチョク シングルデイリーランキングtop10
おそらく後者の方かと思います。
Googleは全くの素人よりも権威がある法人の書いた記事の方が、よりユーザーを満足させられると考えて記事を表示させる傾向があります。
被リンクについて
これを聞いて、個人や小さい企業が大企業に勝てるわけがないと思うかもしれません。
しかし、Googleがウェブサイトの権威性を評価するために見ている重要視している指標があります。
それは「被リンク」です。
外部施策のところでも紹介しましたが、権威のあるウェブサイトやGoogleが良い評価をしているウェブサイトから被リンクを獲得すると「権威性のあるサイトから認められている」とGoogleが判断してSEOに良い影響を及ぼします。
権威性の高いサイトから被リンクしてもらえるように良質なウェブサイトを作っていくことが重要です。
金銭と引き換えに被リンクを獲得することはGoogleが禁止しているためやめましょう。
Trust(信頼性)
信頼性はE-E-A-Tの中で最初にクリアしなければならない項目です。
経験、専門性、権威性が優れていても信頼性が無ければSEOでは評価されません。
信頼性が高いとは「誰がその記事を作ったか、誰がウェブサイトを管理しているか、記事はの信憑性がしっかりしているか」が明確になっていることを指します。
例えば、「ダイエットに効果的な食事」について記事を読む時、どちらの方が信頼できますか?
- 私が調べたダイエットに効果的な食事(参考文献:サイトにあった記事)
- 糖尿病内科医監修、医学研究で明らかにされたダイエットに効果的な食事(参考文献:栄養に関する学術論文)
後者の方は「誰が書いた記事か」「記事の情報に信憑性があるか」といったことが判断できるので、信頼できると思います。
信頼性を高めるには、記事を執筆した人物やウェブサイトの持ち主についてプロフィールに細かく書いたり、記事のソースとなった文献について記事に記載しておくことが有効です。
記事の出所を明らかにして信頼性アップを狙いましょう。
具体的なSEO施策の例
ここまでSEOとは何かについて説明してきました。最後に具体的なSEO対策の例についていくつか説明します。
体験を記事にする
例えば掃除機の記事を書く場合、実際に使ってみて使い心地がどうだったかを記事に盛り込みましょう。
- 掃除機の重さはどうか
- 吸引力はどうか
- 充電タイプの場合はどれくらいの充電が持つか
- 子どもや老人にも使えるか
- 音がうるさくないか
- ダストボックスの交換は簡単か
などなど、実際に購入した人にしか書けない「体験」が入っているとSEOに有効です。
狙ったキーワードに関連した記事を沢山作る
これは前述した専門性を高めるための施策になります。
ウェブサイト内(ドメイン単位)のコンテンツを一つのジャンルに絞ることで専門性を高め、SEOの向上を計ります。
執筆者の経歴を記載、被リンク獲得を狙う
これは権威性と信頼性両方を高めるためのSEO施策です。
記事の題材について、何かしらの経験や実績があれば、プロフィールや記事の末尾に「筆者の紹介」として記載しておきましょう。
まったくの素人が書いた記事ではなく、経歴が立派であれば権威性があるとGoogleが認めてくれるかもしれません。
一番良いのは権威のあるサイトから被リンクを獲得することです。
金銭で被リンクを獲得することは御法度ですが、機会があれば権威のあるサイトに自分のサイトをアピールしてみるのも良いでしょう。
執筆者のプロフィールを充実させる
これは信頼性のSEO対策です。
プロフィール欄に公開できる範囲で筆者の情報を載せておきます。
その他にも以下の方法でも信頼性を高められると言われています。
SSL証明書の取得
SSL証明書とはウェブサイト所有者の情報、暗号鍵、発行者の電子署名を持っているで電子証明書です。
これを第三者機関から入手しサーバーに置くことで信頼性のあるウェブサイトと評価されます。
Wikipediaに企業の情報を掲載する
Wikipediaに企業の情報を掲載し、関連リンクとして自社サイトをリンクさせておきましょう。
Wikipediaにプロフィールが掲載されていることも身元を証明することに繋がり、信頼性の向上に繋がります。
Googleビジネスプロフィールとリンクさせる
実店舗のあるビジネスの場合は、Googleビジネスプロフィールのリンクにウェブサイトをリンクさせておきましょう。
GoogleビジネスプロフィールはGoogleが審査をした上で有効になるものなので、そこにウェブサイトをリンクさせておくことで、Googleに実店舗のあるウェブサイトであることを認識させることで、信頼性を向上に繋がります。
まとめ
今回はSEOについて解説してみました。
今回の記事をまとめると以下のとおりです。
- SEOとは「検索エンジン最適化」のことであり、検索順位を上げるために必要である。
- SEOには内部対策と外部対策がある。
- SEOで重視されているのはEEATである。
SEO対策で最も重要なことは「ユーザーのために有益なコンテンツを作ること」です。
SEO対策を気にするあまり、ユーザーにとって使いにくい、わかりにくいコンテンツは評価されません。
「検索エンジンを第一に考えたコンテンツは評価しない」とGoogle公式も明確に示しています。
参考サイト:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成
ユーザーファーストで良いコンテンツを沢山作って、SEOを向上させていきましょう!
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